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源氏物語 巻五 其の二 2008.2.16

玉鬘への求婚譚が、いよいよ本格的に展開していくのでありますが、その結果のなんとむごいこと・・・。これが平安時代の女性の宿命なのでしょうか。

この求婚譚の中、実に美しい「蛍」のシーンがとても印象的です。
「源氏のしおり」より引用しますが、

 源氏はまるで母親のように気をつかって、宮を迎えるあらゆる支度の指図をした上、夕方からひそかに集めて薄絹に包んでかくしていた蛍を、暗くなってから、いきなり、玉鬘のいるそばの几帳の一枚を上げ、さっと放った。
 玉鬘は何が起ったかわからず、あわてて扇でむ顔をかくすが、兵部卿の宮はおびただしい蛍の光の飛びかう中に見てしまった玉鬘の横顔の美しさに魂を奪われてしまった。


巻末の「語句解釈」には以下のようにあります。

 魂の象徴。また、恋の情念の炎の象徴。蛍の光で女の姿を見る、という場面設定は、『伊勢物語』三十九段の源至の話や、『宇津保物語』初秋の巻などに、すでにある。

源氏物語には、時々このような幻想的な美しい場面が登場します。こういう所を読むと、これはお伽話なのだから、この世のものとも思えない、そら恐ろしいほどの、おっさんが見て涙するほどに美しい男が登場しても、良いのだろうな、と思います。

こういう壮大な物語なので、あちこちでネタバレしても許されるかと思い、いろいろとネタバレしてますが、
巻五では、明石の君の娘、明石の姫君の入内の話もあり、姫君の後見役として、漸く親子が一緒に暮らす事が出来るようになります。
結婚により離れるのが親子の常ですが、ここでは反対なんですね。
しかし、そんな娘の晴の儀式に、人々の取り沙汰を気にした源氏のせいで、親だというのに出席出来ないんです。

巻五 其の三に続きます。




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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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