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源氏物語 巻七 其の一 2008.2.23

*かなりネタバレです。


全巻読了してないので断言は出来ませんが、この巻七は、最も重要な巻だと言って良いのではないかと思いました。世代交代もありますし。
まずは、後の主役になるのであろうと思われる薫の実の親である柏木の衛門の督を中心に話が展開します。
罪を犯して悩み苦しむ柏木の衛門の督の様子が、こんなに美しい文章で言い表わされています。

 夕暮の雲の景色は、鈍色の喪服の色に霞んで、花の散ってしまった木々の梢も、今日はじめてお目についたようです。

そして、父親の源氏とは正反対の、多少の浮気心はあるものの、雲居の雁一筋な真面目な夕霧の、女二ノ宮への恋が、実におもしろく描かれています。
寂聴さんの解説「源氏のしおり」で中年になって堅物が恋に狂うと収捨がつかなくなる例は、世間によくある。なんて書かれてますが(≧▽≦)、この時夕霧は29才。人生50年の頃での29ですから、ちょうど中年ぐらいなのでしょう。
そして、

 この帖はまるで現代のサラリーマンの家庭の夫の浮気事件のようで、ことごとくリアリティのある描写が、はからずもユーモア小説のようなおかしさを誘い、思わず笑ってしまう。芝居でいえば世話物に相当する。

と書かれていますが、全くその通りでして、千年前に書かれたものが、こんなにも現代に通用するのか、と驚きました。
最初から浮気者だったら慣れているから問題ないのに!なんて思う雲居の雁がまた、いとをかし。
花散里の君が夕霧の大将に言うセリフが良いです。

それはそうとおかしいのは、源氏の院が御自分の浮気っぽいお癖を、人がまるで知らないかのように棚上げなさり、あなたに少しでもそんな気配が見えると、一大事だと思われて、御忠告なさったり、陰口をきいたりなさるようですが、とかく賢ぶる人が、自分のことはかえってさっぱりわからないといいますが、そのようですわね」

「とかく賢ぶる人が…」の所、ほんとに!(≧▽≦)
巻七其の二に続きます。



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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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