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源氏物語 巻七 其の二 2008.2.25

*ネタバレ御免

最愛の人を亡くし、そんな自分の運命を嘆く光源氏。
悲しい場面なのに笑ってしまふ~~源氏の独り言は、時々こういう笑えるセリフがあります。

「鏡に映ったこの顔をはじめとして、普通の人とは違って何もかも秀れていた自分だけれど、―後略―」

以前、春と秋とどちらかが好きかと聞かれ、秋を好むと答えた秋好む中宮の詩がシャレてます。

  枯れはつる野辺を憂しとや亡き人の
       秋に心をとどめざりけむ

「草木の枯れはてる
野辺の淋しさ厭われて
なつかしいあのお方は
秋にお心を寄せられず
春をお好みなさったか」

 「今になってはじめてその理由がわかりました」


以下、今頃気付いたのかよ!と思ってしまいましたが・・・

「どうして、一時の浮気心だったにせよ、または本気の切ない恋であったにせよ、そうした多情な心をお見せして苦しめてしまったのだろう。

結局、源氏とかかわって幸せだった女性っているんでしょうか??と思ってしまふ、この小説なのですが、瀬戸内さんの解説「源氏のしおり」より引用です。

 源氏物語の女たちの中で最も幸福な女といわれてきた紫の上を、私は最も可哀そうな女と思われてならない。
 少なくともこの物語の女たちは、出家することによって、源氏の愛欲によってもたらされる激しい苦悩を脱し、心の平安を得ているからである。


全く私が思っていたのも同じでした!!
ただ、出家うんぬんについては、寂聴さんならではの意見という気もしますが (とこの時は思ったんですが、全巻読み終えて浮舟なんかを見ると、寂聴さんの意見は正しいのではないかと思えてきます)、病身の中、最後の望みが断たれた事は本当に可哀相だし、それをさせなかった源氏も許し難いかと。
十才でほとんどかどわかされるような形で源氏にひきとられ、育てあげられた紫の上は、お人形としての一生だったのではないかと思うのです。私には、そこが最も不幸な点だと思われてなりません。
子供好きでありながら実子が生まれず、他所の子をかわいがり育て (源氏が浮気して生まれた子供をなのですから、スゴイです)、周りからも慕われ、決して嫌われる事のない、やさしい紫の上は、常にいい子ちゃんであり続けたゆえの苦悩もあったのではないでしょうか。

巻七其の三に続きます。



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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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