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源氏物語 巻八~巻九 其の三 2008.3.3

話が前後しますが、薫と言うのは、生れつき良い香りを身につけていまして、これに対抗した匂宮は、お香の配合などに凝って、努力して良い香りを身につけます。
この2人を見てると、長男気質、次男気質という気がして、おもしろいです。(でも匂宮の方が一歳年長みたい・・・)

宇治十帖に関しては、果して別の人の手になったのではあるまいか、なんて説もあるらしいのですが、それはちとわかりませんが、1つ疑問に思ったのが、皆「××の君」と素敵な呼称がついているのに、何故かこの姉妹は、ずっと、長女を表わす大君、次女を表わす中の君なんです。そして、今までにないつまらなさ、と来ては、多少の疑い心も出てきてしまいます。
しかし、母は、この宇治十帖がいちばんおもしろいと言ってまして、寂聴さんも、以下のように書いています。

 私は少女の頃、与謝野晶子訳の源氏物語を読んだ時、宇治十帖を本篇の光源氏の話より分り易く面白いと思った。
 それはたまたま、その頃、ジイドの「狭き門」を読んでいたので、まるで「狭き門」のアリサとジェロームの話のように大君と薫の悲恋が感じられたからである。
 アリサもジェロームの一途な愛を拒み通し、妹とジェロームを結婚させようとする。
 アリサは本心では死ぬほどジェロームを愛していたのだが、神への愛のため、ジェロームを受け入れようとしない。


にゃるほど、確かに!『狭き門』を読んだ時には、アリサあほか!と思った記憶があります。(^^;)
さらに、こう書かれているのですが、

 源氏物語全帖を通して、最大の長所は、人物の行き届いた心理描写であろう。
 どんな主人公でも、端役でも、貴人でも下人でも、残りなく繊細緻密な心理と性格が描き分けられている。
 ジェロームより薫の方がはるかに哲学的だし懐疑的である。アリサの妹思いの心情より、大君の妹への思いの方が、ずっと現実的にこまやかで、家長的風格を具えている。


心理描写は言えてると思います。
なにしろ、これだけの登場人物が、読む方に苦労せずに把握出来るというのは、実に凄いことだと思います。驚きでした。
でも薫、哲学的かなあ・・・?
ため息の出るような美しい描写が所々に出てくる所も、この小説の魅力だと思います。
次回、そんな箇所を引用します。



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テーマ : 古典文学
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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