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田辺聖子『源氏紙風船』その1 2008.3.18



またまたサリィ斉藤さんの御紹介で読んだ本です。
「源氏物語」を読んでいるのは、ほとんど女性なのでしょうか?男性の感想は?っつー訳で、田辺聖子さんが何人かの男性に読ませてみた、という事でして、おそらく昭和初年生まれであろうというリーマンのおっさんの感想がおもろいです!
「オナゴのよむもんでっしゃろなあ。」とか、「せんでもええことして、あとで後悔する。わかってることして、あとでくしゃくしゃ考えて苦しむ。読んでて、こっちまでくしゃくしゃする。」とか、或いは
「源氏いうおっさんは、色ごと師や、思てたら、あんがい田中角栄みたいな政治家やったんですな」
「わりあい黒幕みたいな策士家でもあるんですなあ」

と感心されてたり。

しかし、女性に「源氏酔い」や「源氏狂い」が多いと書かれているのですが、小説としてはおもしろかったものの、源氏に関しては少しもステキなんぞとは思わなかった訳でして、女性ならたいていの人は、「須磨」ぐらいまでは知っているものである。などと書かれているものの、やっと今頃になって初読だった私は、プレイボーイな男の話って意外全然知らなかった訳でして(^^;)、おそらく自分が世の女性の感覚からだいぶズレているのだと思いますが、しかし、決してカッコ良く描かれていない源氏が何故?とも思います。
以下の文など、実に同感です。

 源氏は若いころ、政敵のために不如意な生活に苦しめられたことがあったが、それは源氏を粋人にする契機とはならなかったようである。源氏はついに生涯、右往左往し、怒り、悲しみ、女々しく泣き昏れ、とり乱し、後悔にさいなまれる。源氏は野暮な男なのである。
 洗練からほど遠い男なのである。


こういう所が母性本能をくすぐるのでしょうか。さらに・・・

 源氏を恋の狩人、と私は書いたが、しかしそれは粋人ということではない。源氏は生涯、悟ることはなく、恋の諸訳を知ることなく、無明の煩悩地獄をさまよう。昏きうちに生を終えてしまう。

全くその通りでして。しかし、これはどうなんでしょうか。

 粋人は小説の主人公にはなり得ない。

え~ッ?だったら『好色一代男』の世之助はどーなんですかあ?
実はこちらの方が私は好きです。江戸時代のカラッとしたエッチさが最高です。
次回へつづきます。

 

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テーマ : エッセイ/随筆
ジャンル : 本・雑誌

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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