スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『罪と罰』再読 その2 2008.5.22

  

がんがん引用いっちゃいますが、以下のラスコーリニコフの唯一の親友ラズーミヒンのセリフがまたなかなか。

正直で、感じやすい人間が何もかも打ちあけて話すと、やり手男がそいつを盗み聞きして、食いものにする、あげくは骨までしゃぶってしまうのさ。

実に印象的な話でした。

 『あれはどこで?』ラスコーリニコフは歩きながら考えた。『どこで読んだんだっけ? なんでも死刑を宣告された男が、死の一時間前に言ったとか、考えたとかいうんだった。もしどこか高い岩壁の上で、それも、やっと二本の足で立てるくらいの狭い場所で、絶壁と、大洋と、永遠の闇と、永遠の孤独と、永遠のあらしに囲まれて生きなければならないとしても、それでも、いま死んでしまうよりは、そうやって生きたほうがいい、というんだった。なんとか生きていたい、生きて、生きていたい! どんな生き方でもいいから、生きていたい!……なんという真実だろう! ああ、なんという真実の声だろう! 人間は恥知らずな存在だ! だが、だからこそ、人間を恥知らずと呼ぶやつも、やはり恥知らずなんだ』

凄い作家は、心理学にも長けていると思います。

満足感といったが、これは親しい人を突然の不幸が見舞ったとき、いちばん近しい人たちのあいだにさえきまって認められる感情で、どんなに心からの哀れみと同情を感じていても、例外なく、だれひとりまぬがれられないものなのである。

にゃるほど、いくつになっても若い人って、こうなのかあ、と納得してしまいました~~

プリヘーリヤ・アレクサンドロブナは、年こそもう四十三だったが、顔にはまだまだ以前の美しさが保たれていて、それに年よりもはるかに若く見えた。これは、老年まで精神の明晰さと、印象の鮮明さを持ちつづけ、心に誠実で、清純な熱を失わない人にあっては、たいていそうなのである。

その3へ続きます。

クリックよろぴくー。
人気ブログランキングへ

スポンサーサイト

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

来訪者数:

現在の閲覧者数:

検索フォーム
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

アフィリエイト・SEO対策


国内格安航空券サイトe航空券.com


FC2ブログランキング


[PR]アクセスカウンター
[PR]東京 税理士

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。