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アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』その2 2008.6.11

この小説、1953年に書かれているのですが、全く古くなく斬新な所は流石です。
そして、次の文などは、まるで現代を予言しているかのようです。

世界はいまや泰平無事で、なんの面白味もなく、そして文化的には死んだも同然だ。オーバーロードがやってきて以来、本当に新しいものは一つとして創造されていない。そうなった理由は明白だ。そのために戦うべき目的が、なに一つ残されていないからであり、あまりに多くの気晴らしや娯楽がありすぎるからでもある。現在では、ラジオもテレビも、あらゆるチャンネルから、毎日述べ五百時間にもなろうという番組が氾濫している。あなたはこの事実に気づいていますか? 一日中ねむらず、ほかのことは一切せずにラジオ、テレビにかかりきっていても、毎日スイッチをひねるだけで、出てくる娯楽番組の二十分の一も見聞きできないのですよ! 人類が、受動的なスポンジに――吸収するばかりで決して創造しない動物になってしまったのも不思議はない。現在、一人あたりの平均視聴時間は、日に三時間にもなっておるという事実をご存知ですか? このままでいくと、近いうちに人間は、自分の人生を生きることをやめてしまうかも知れない。テレビのシリーズものに遅れないようについていくのが、一日がかりの仕事ということにもなりかねないのです!

現代なんて、3時間どころぢゃないんぢゃないかと・・・。
自分なんて、CATVが観られるようになってたら、とんでもなく忙しくて大変ですし。(汗汗)
録画した映画とインターネットとギターと、何故こうも仕事以外でいそがしいんだーーーたまにはぼ~~っと何もせずに過ごしたい~~!なんて思うこともしばしばです。

それと、この小説、『2001年宇宙の旅』のスターゲイトを思わせる、〈スタードライヴ〉なんてのも出てきます。

アーサー・C・クラークは、大学では物理学と純粋数学、応用数学を専攻し、その後は電気技術大学の教員になったり、物理雑誌の副編集長をやったり、小説を書きながら、ラジオ・テレビで科学解説や講演をやったり、宇宙科学の解説者としてレギュラー番組を持ったりしていたそうで、それだけ飛び抜けた科学の知識があったからこそ、こういう矛盾のない計算されつくされた凄い小説が書けたのだと思います。



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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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