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謎とき『カラマーゾフの兄弟』その2 2008.6.27

この本で引用されている小説中の文で、ご紹介したいものが沢山出てきてしまいまして、引用の引用になりますが…、次のパイーシイ神父の言葉は、まさにドストエフスキーの心情ではないでしょうか。

「俗界の科学は、……聖書によってわれわれに遺された天上の教えのすべてを解き明かしてしまい、……これまで神聖とされてきたものが何ひとつ残らぬまでになってしまった。しかし彼らはその個々の部分を解き明かしたのであって、全体は見落としており、その盲目さ加減には呆れかえるほどじゃ。して、その全体は彼らの眼前にこれまでと同じく厳として立っており、地獄の門もこれに勝つことはない。そもそもこの全体はこれまで十九世紀の間も生きつづけてきたのであるし、いまも個々の魂の動きのなかに、民衆の動きのなかに生きつづけていはしないだろうか?一切を破壊しつくしたほかならぬあの無神論者の魂の動きのなかにさえ、それはこれまでと同じく生きておる、確固としてな!」

ここでは「地獄の門」という言葉が問題になっており、もともとはマタイ福音書一六・一八からの引用なのだそうです。それも引用しておきます。

「われはまた汝に告ぐ、汝はペテロなり、われはこの岩の上にわが教会を建てん。しかして地獄の門もこれに勝つことなからん」

やはり聖書は再読せねばです。せめて新訳ぐらいは。
聖書とドストエフスキー作品との関わりは、実に多いんです。…と思ったら、旧訳聖書も出てきました。
イワンのセリフ「ぼくがドミートリイ兄貴の番人だとでも言うのかい?」は、弟アベルを殺したカインが、エホバに問いつめられて答えるときの言葉だそうです。

続きます。




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テーマ : エッセイ/随筆
ジャンル : 本・雑誌

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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