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『ドストエフスキー曼荼羅』別冊 鼎談「ドストエフスキー」小沼文彦・江川卓・清水正 その3 2008.7.10

江川卓先生の謎とき話も語られていまして、(私の感想こらちから~) ここは是非現代の作家さんたちに読んで欲しい箇所です。

江川 やっぱりね、現在、小説書いているやつに言いたかったのね、ほんとのこと言うと。
清水 そうですよね。ぼくなんかでも思うんだけれど、たとえば何故――ぼくはずうーっと自分でも批評家のつもりでいるんですが、なんがぼくは現代小説を問題にしないのか、と。くやしくないのか、今小説書いてる連中は。あの連中はたちうちできない、と、ドストエフスキーにたちうちできないと思ってるから黙っているにちがいないんですよ。そうでなかったらくるはずですよ。俺のを読め、と。
江川 そうですよ。本気になって読みたい現代小説があるかないか、っていう問題が出てくるのね。
清水 おこるやつが出てこないというのがおかしいんですね。"『カラマーゾフの兄弟』を読んでる暇があってらなぜ俺の小説を読まないんだ" とどうしておこらないんだ、と。
江川 そうだよ。
清水 おこらないですものね。勝てる相手を選んでおこってるんですもの。これじゃやっぱりおかしい。


「勝てる相手を選んで」って、ネットでよく見かける光景だなあ、なんて思いました~~
ちなみに、この対談は、1986年11月のものです。
小沼文彦氏の思い出話も、ほんっっとに良くて、以下の電話での会話の箇所など、ほのぼのと笑えちゃいました。いや、笑い事じゃないかもしれないんですが・・・これを引用して終わります。

「いやあ、これは清水さんですから言いますが、実は私、ついにてんかんになりましてね。散歩の途中で倒れましてね、血まみれになって帰ったんですが、医者をしている兄に見てもらいましたらてんかんだって言うんですよ。私もドストエフスキーを長年、研究してきてようやくてんかんになりました……」こんなに嬉しそうに自分の病気について語る人も珍しい、というかいないであろう。わたしは変な気持ちになって小沼氏の言葉を聞いていた。ライフワークにしたドストエフスキーと同じ病気になったことがこれほど嬉しいとは。

これ買おうかなー。
ドストエフスキー 随想 著者: 小沼文彦

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テーマ : エッセイ/随筆
ジャンル : 本・雑誌

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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