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亀山訳『カラマーゾフの兄弟』2巻 その3 2008.7.14

以下のイワンの問いは、『罪と罰』のラスコーリニコフのばーさん殺しでは、人の害になってるだけのダニのような人間を殺して大勢が救われるなら・・・という思想がありましたが、もし、そういう人ではない人の場合は? ・・・と『罪と罰』の発展系の気がします。

かりにおまえが、自分の手で人類の運命という建物を建てるとする。最終的に人々を幸せにし、ついには平和と平安を与えるのが目的だ。ところがそのためには、まだほんのちっぽけな子を何がなんでも、そう、あの、小さなこぶしで自分の胸を叩いていた女の子でもいい、その子を苦しめなくてはならない。そして、その子の無償の涙のうえにこの建物の礎を築くことになるとする。で、おまえはそうした条件のもとで、その建物の建築家になることに同意するのか、言ってみろ、嘘はつくな!」

ちなみにココも、私には原訳のほうが、わかりやすかったです。以下引用。

かりにお前自身、究極においては人々を幸福にし、最後には人々に平和と安らぎを与える目的で、人類の運命という建物を作ると仮定してごらん、ただそのためにはどうしても必然的に、せいぜいたった一人かそこらのちっぽけな存在を、たとえば例の小さな拳で胸をたたいて泣いた子供を苦しめなければならない、そしてその子の償われぬ涙の上に建物の土台を据えねばならないとしたら、お前はそういう条件で建築家になることを承諾するだろうか、答えてくれ、嘘をつかずに!」

「もう」もそうですが、「なにがなんでも」もいらない気が・・・。
命令形の後の敬語にとっっても違和感があった次の箇所。

『食べさせろ、なぜなら、天の火を約束したものはそれを与えてくれないからです』

んで原訳です。

《われわれに食を与えてください。天上の火を約束した人が、くれなかったのです》

次は逆バージョンです。これでも正しいのかなあ、とも思うのですが、どーもひっかかったもので。

 敬愛する神父さま、先生方、わたしは遠い北国のとある県のVという町に、名門でもなければ、さほど官位も高くない貴族を父として生まれた。

原訳です。やはり自然。

 愛する神父諸師よ、わたしは遠い北国のさる県のV町で、名門でもなければさほど官位も高くない貴族を父として生れた。

まだ続きます。


    

  

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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