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ドストエフスキー『地下室の手記』その3 2008.7.24

 
地下室の手記改版

この小説の名無しの主人公の言葉で、実に鋭くおもしろいと思ったのを引用します。

ハイネは、正確な自叙伝なんてまずありっこない、人間は自分自身のことではかならず嘘をつくものだ、と言っている。

次のなんぞもわかる~~!こういう皮肉な言い回しが好きです。

やつのきれいになでつけたブロンドの頭でもいい、精進油を塗りたくって額の上にふくらましている前髪でもいい、いつもV字型に結んでいるしかつめらしい口もとでもいい、どこを見たって、この男が一度として自分に対して疑いをいだいたことのない人間だということは、一目でぴんときた。

そして、いくら偽善者ぶったって、結局は誰もがこんなものでしょ、と思えた次の箇所など、自分としては、なかなかスカッとするものでありました。この引用で終りにします。

ぼくに必要なのは安らかな境地なんだ。そうとも、人から邪魔されずにいられるためなら、ぼくはいますぐ全世界を一カペーカで売りとばしたっていいと思っている。世界が破滅するのと、このぼくが茶を飲めなくなるのと、どっちを取るかって? 聞かしてやろうか、世界なんか破滅したって、ぼくがいつも茶を飲めれば、それでいいのさ。

まあ、世界の破滅はそりゃ困るわけですが。
美味しいもの食べてお茶やビールなど飲みながら、ニュースを見て嘆いているわけです。

その他ドストエフスキー小説の感想はこちらから~



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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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