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『失われた時を求めて1 第一篇スワン家の方へI』その1 2008.8.6


失われた時を求めて(1(第1篇))

オランダでフェルメールを観てから、これを読み返したいとずっと思っていて、その間、ずっと前に図書館に予約を入れたいた本が来たり、いろいろあってなかなか実現せず、やっと今再読しているところです。
以前読んだ時は、わかりやすいと言う鈴木道彦訳の文庫本が抄訳版以外は出ていなくて、図書館でハードカバーを3冊ぐらいづつ借りて読んだので、非常に重い思いをしていたのですが、今は図書館にも文庫本があるのが有り難いことこの上なしです。
ただ、文庫本は挿絵が表紙のみなので、キース・ヴァン・ドンゲンの挿絵がほんっっっとに素敵なので、まずはハードカバーで読むのをオススメします。
この本を読んでから読みたくなった本をいくつか読んでいたので、2度目の読書の間には予備知識が出来て、より楽しい読書になっています。
特に嬉しかったのが『フランソワ・ル・シャンピ』ことジョルジュ・サンドの『棄子のフランソワ』!(こちらに感想UPしてます)
数ページにわたって表記があり、しみじみと思い出しました。これは読んでいるのといないのとはぜんっっぜん違います。送ってくださった友人に大感謝です!!
『失われた時を求めて』を読むと、読んでみたい本や観てみたい絵画が増えてしょうがないんですが、ジョットの慈愛なんて、観てみたいです。
おそらくプルースト本人がモデルである主人公は、最初に読んだ時もいまいち好きになれない部分があったのですが、すんごい甘ったれた所などがやはり気になったり (身体が弱いゆえと言うのをわかってあげなければいけないのは勿論なのですが) あまりにロマンチストで全体的にお上品すぎな所は、セリーヌやブコウスキー好きな自分とは合わないなあ、なんて事も思うのですが、フランソワーズやレオニ叔母など、一人一人の人物描写がおもしろく、芸術に関しての確かな眼、それと関連する自然の美しさの描写や詩的な表現は流石で、やはり面白いです。
以下のような鋭い人間を観る目線は好きです。

後に私の人生行路において、たとえば僧院などで、文字どおり聖人と言うべき活動的な慈愛の化身に出合う機会があったとき、そのような人たちはたいていの場合いそがしい外科医のように、陽気で、積極的で、無頓着で、荒っぽい様子をしており、人間の苦しみを目のあたりにしてもなんの憐れみや同情も浮かべず、その苦しみにぶつかることを少しも怖れない顔をしていたが、これこそ真の善意というものが備えている優しさのない顔、反感をそそりはするが崇高な顔なのである。

次回へつづきます。

  

失われた時を求めて

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ジャンル : 小説・文学

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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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