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『失われた時を求めて2 第一篇 スワン家の方へ?』その3 2008.8.20

「スワンの恋」を読んで、一般的な恋愛、或いは自分の恋愛について、つらつらといろんな事を思ったのですが、巻末の工藤庸子さんによる「それぞれのプルースト」で紹介されている、もっとずっと先の第七篇『見出された時』?の文は、まさに、そんな自分だ!と思いました。以下引用です。

私の本、それによって私は彼らに、自分自身のことを読む手段を提供するだろう。

スワンとオデットは、果たしてオデットがスワンを愛した時期があるのだろうか、スワンの感情も、これは愛なのだろうか、ってな事も思ったわけですが、最初にスワンを気に入ったのはオデットの方で、スワンはオデットのことを全く良いと思わなかったんです。「俺の趣味でない女」だった訳ですし。
その愛情の度合いが逆転していく様子を読んでいて、2人の恋愛の愛情の度合いというのは、片方が強くなる分、片方が弱まるという恋愛の法則みたいなものがあるのではないか、なんて事も思ったのでした。
とは言え、この2人の場合は、オデットがスワンに強く恋いこがれたとは言いがたく、スワンが恋されてると思っていた期間にも、実はいろいろあった事がだんだん明るみに出る訳ですが。
そんな過程での以下の文はなかなか鋭いと思いました。

ふしだらな人間、人前では自分の悪徳を気づかれたくないのでいつも同じように品行方正を装う人間は、その悪徳がたえず肥大していることも分からなくなって、そのためにどれほど自分が少しずつ正常な暮らしから逸脱していきつつあるかを理解する力も失ってしまう。

その4につづきます。




失われた時を求めて

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ジャンル : 小説・文学

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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