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亀山訳『カラマーゾフの兄弟』5巻 その4 2008.9.2

◆「解題」◆
「解題」の中に「サディズムとマゾヒズム」って章があるんですが、私はこの人のサディスト、マゾヒスト、鬱、などの安易な使用にも、物凄い違和感なんです。
リーザがマゾヒスティックというのは、まだわかりますが、スメルジャコフの動物虐待や、大審問官に出て来る幼児虐待などは、これってサディズムとはまた違うものだと思うんですけど。

それと、この『カラマーゾフの兄弟』の、ドストエフスキーの死によって書かれなかった続編ですが、おそらくアリョーシャとコーリャが中心になるという話です。
そして、皇帝暗殺をするんじゃないか、とドストエフスキーの手紙などによって推測されていますが、確かに書かれなかったのは残念な気持ちもありますが、逆に、書かれなかったのは良かったのではないかと言う気もするんです。
だって、皇帝暗殺をもくろむアリョーシャなんて・・・ねえ。
江川卓さんも、確か対談で、これが書かれなかった事がすごい、とおっしゃっていたかと思います。
しかし、亀山さんは、しきりに、残念だと書いてるんですね。

 全体の構成からこの問題を見つめるなら、第1部から第3部は、続編につながる未完結のモチーフが散見されるものの、それじたいに高い完結性をうかがうことができる。しかし第4部以降は、未完結の (と思われる) モチーフやディテールが頻出し、注意深い読者をしばし面食らわせ、混沌状態におとしいれる。

・・・って、『罪と罰』のラストも完結してなくて不満みたいな事を、この人は書いてましたが、何故話をきちんと完結しなければいけないんですか~~?はっきりさせたものが優れた小説だと思っているのでしょうか。読者の想像にまかせたラストに、とっても優れたものが多いと私は思います。

この話まだ続きますが、ちと長くなるので、また次回です~~

    

  

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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