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『失われた時を求めて4 第二篇 花咲く乙女たちのかげに?』その1 2008.9.18

この小説のメインとも言える、ひじょーに重要なアルベルチーヌの登場、語り手が影響を受ける画家のエルスチール、親友サン=ルー、そしてシャルリュス男爵などなど、とっっても重要なこの巻。1人1人の人物が実に魅力的で楽しいです。
大変おもしろく読めるところもあるのですが、延々と長く続く美しい風景描写などは、自分としちゃあちょっと苦手で退屈でして、長い我慢も強いられた読書でした。
おそらく、男性の方が、ロマンティックな美しい風景描写などは、お好きなのではないでしょうか。
そして、前巻に引き続き、恋愛によるエゴイズム、それが中心になってしまうゆえの利己的な残酷さが描かれています。
語り手と仲良しのサン=ルーが実に親切で感じが良いです。しかし、次の文にはハゲしく共感でした!

私は彼といっしょにいたり、彼とおしゃべりをしたりしても―おそらく相手がほかの誰であっても同じ結果になっただろうが―連れがいないときなら逆に感じることができるあの幸福感を、いっこうに感じなかったからだ。一人きりであれば、時折り私は自分の奥底から、甘美な満足感を与える印象の一つが湧き上がってくるのを感じる。けれども誰かといっしょにいたり、友だちと話していたりすると、たちまち精神はくるりと向きを変えて、私自身の方へではなく、この対話者の思考を向けはじめる。

そうなんですっっ!だから私は単独行動が楽で好きなんです。気使ってしまうし~
あ、常に1人でいたいって訳ぢゃないですからね~遊んでくださいねん♥
そうそう、上の文でも出てきましたが、鈴木道彦さんのクセなのか、或いはプルーストのクセなのか、「たちまち」がやたら出て来ます。まあ、亀山さんの「ほかでもない」みたいな違和感はあまりないですけどね。
次の文も、にゃるほど!でした。

人は何にもまして自分の外部にある宝の消滅を怖れるが、それはこちらの心がまだそれを捉えていないからだ。

次のも実におもしろいと思いました~

「もっとも、そんなことまったくどうでもいいんだがね」。まるで反射的に発せられたような言葉、自尊心を持っている者なら誰でも、状況がどれほど重大であろうとつまらぬものであろうと、常に口にする同一の言葉、そしてそのとき、ちょうどこのブロックの場合のように、問題の一件はどうでもよいと断言する当の本人にとって、どれほどことが重大に思われているかを暴露する言葉、ときには悲劇的にもなるこの言葉は、人が最後にしがみついていた頼みの綱も切れてすげなく助力を断られたときに、いささか誇りを持った男であれば誰もの唇から、ほかのどんな言葉よりも先に、それもその瞬間に悲痛な形を帯びて洩れてくるものなのだ、

そうそう、ブロックも実におもろいキャラでして、私は並行して読んでいたドストエフスキーのカラ兄弟のラキーチンを連想しました。
次回へつづきます。



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ジャンル : 小説・文学

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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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