スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『失われた時を求めて4 第二篇 花咲く乙女たちのかげに?』その4 2008.9.26

アルベルチーヌ達4人の花咲く乙女たちの、海辺に登場シーンは、実に美しくて素敵です。以下引用です。

 このとき海を背景にして、まるで豊かな装飾の塊が多様な形で勝手気ままに増殖するかのように現れたのは、太陽に焼かれた潮風に吹かれて金色とバラ色に同時に染め上げられた処女たちの、美しく展開される隊列だった。揃いも揃って美しい脚としなやかな身体つきをしていながら、たがいにまるで違っているこのアルベルチーヌの女友だちのグループは、現われるやたちまち大きくなり、私たちよりも海に近い平行線をこちらの方へ進んで来た。

次は恋愛の話~果たして・・・以下引用です。

このように気晴らしとなると目がない点で、アルベルチーヌはどこか最初のころのジルベルトのようなところがあったが、それは私たちが次々と愛していく女たちのあいだに、少しづつ変化しながらも一種の類似が存在しているからで、その類似はこちらの変わらない気質に拠るものなのだ。なぜなら恋人を選ぶのはこの気質だからで、これは私たちの官能を満足されるとともに心を苦しめるのに適した女でないかぎり、ことごとく排除してしまう。彼女たち、こうして選ばれた女たちは、私たちの気質の産物であり、私たちの感受性の逆転したイメージ、逆転した投影、その「陰画」である。

にゃるほどな点もあるのですが、しかし、常に自分から選んで付き合っている訳でもないし。
全く予期していなかった人に惹かれちゃう事だってあるし。
常に似たよーな人と付き合っている人もいるけど、そうとも限らないなあ、と思うのでした。そんな中でも動かない共通点があるのかもしれませんが。
この本最初の巻から読んでいて、ちと気になったのが、「相手を所有する」という言い方でしたが、スワンの恋にしてもそうだし、プルーストの感覚での恋愛は、自分とは相容れないものがある気がします。

次回、この巻の感想最終回へつづきます。



失われた時を求めて

クリックよろぴくー。
人気ブログランキングへ

スポンサーサイト

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

来訪者数:

現在の閲覧者数:

検索フォーム
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

アフィリエイト・SEO対策


国内格安航空券サイトe航空券.com


FC2ブログランキング


[PR]アクセスカウンター
[PR]東京 税理士

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。