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『失われた時を求めて11 第六篇 逃げ去る女 』その4 2009.1.23

◆またまたドストエフスキー◆

まずはいきなり引用から。

そして、フランソワーズがアルベルチーヌの手紙を渡してくれたとき、安心できる多くの論理的な理由があったにもかかわらず、私はただちに確信したのである、起こるはずのないことが起こったのだ、いわば数日前から分かっていたことだが、これはアルベルチーヌの出ていったことにかんする手紙だ、と。絶望のなかで、自分の炯眼にほとんど満足しながら、私はそう自分に言いきかせていた。あたかも、発覚することはありえないと知りながらも、びくびくしている殺人者が、彼を召喚した予審判事のところで、資料の冒頭に自分の犠牲者の名前が書かれているのを不意に目にしたときのように……

ここ、『罪と罰』を読んでいれば、ピンと来るんです。訳注より引用です。

リーヴル・ド・ポッシュ版の注は、この殺人者と予審判事にドストエフスキーの『罪と罰』を想起している。

*以下ネタバレあり

この語り手、親友であるサン=ルーに対する気持ちが、これまた嫌だなあ、と前々から思っているのですが、この人の友だちの基準って、利用できるか出来ないかしかないような気までしてしまいます。
利用するだけしといて、自分から相手の為にってなくないですか?
それでいて、意地悪されただの裏切られただのと、もういいかげんにしろ、と。
頼んだことが失敗したって、人に頼んだんだからしょうがねーだろ、とか。
しかし、アルベルチーヌに対して、最後の最後には恥もプライドも捨てるところにはホッとしました。
そうなった途端に・・・人生とはなんと皮肉な結果になることよ。

次回へつづきます。



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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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