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『失われた時を求めて13 第七篇 見出された時? 』その2 2009.2.13

はじめに「はじめに」から引用します。

 この大作は、最後に「完」という文字が記されているにもかかわらず、全体にさまざまな未完成の部分を残している。とくに本全訳第九巻の『囚われの女』から始まる死後出版の部分には、数多くの矛盾した文章が認められる。その主なものはその都度指摘しておいたが、もし生きていたら作者がこれを修正したであろうことは確実である。しかしまた〈時〉を引きずる人間を描ききろうとすれば作品はかならずや未完に終わらざるを得ない。それはこのような壮大な意図のはらむ宿命である。プルーストがそれをよく承知していたことは、本巻二四八ページにも明瞭に見てとれる。だから彼が残したさまざまな矛盾する記述は、どんなに書き急いでも完成するはずのない大作に挑んだ証しとこそ見なすべきなのであろう。

その248ページも引用しておきましょう。

そしてこのような偉大な書物のなかには、草案しか作る余裕のなかった部分が残るだろうし、そうした部分は、建築家の壮大なプランそのもののために、おそらく永久に完成されることがないだろう。

プルーストのいいかげんさについてはこちらに書きましたが、「はじめに」に書かれている事もわかるんですが、それにしてもあまりにも・・・って感じなんすよ。
正直言って「世界の名作」とするには、ちょっとなあ・・・という感想は、初読の際にも思ったことです。
だからこういう企画の時にも、この作品はまず上げないっすね。
あの企画以後に読んだ小説では、長編では、『チボー家の人々』『源氏物語』は、間違いなく世界の名作に入るでしょう。

次回ヘつづきます。



失われた時を求めて

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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