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ドストエフスキー『未成年』その10 2009.4.16

『未成年』が書かれた背景がわかる「あとがき」は実に興味深いです。
引用です。

 一八六七年『罪と罰』を完成すると、ドストエフスキーは第二の夫人アンナと結婚して、ヨーロッパへ旅立った。はじめは三、四ヶ月の予定が四年にわたる異国放浪になったが、ドストエフスキーにとっては実りの多い時期であった。この間に彼は『白痴』を書き、トルストイの『戦争と平和』に刺激されて、『無神論者』と『偉大な罪人の生涯』の構想を組み立て、さらに『悪霊』の執筆に着手している。一八七一年七月、彼はパリ・コンミューンの荒れ狂うヨーロッパをあとにして、「西欧ではキリストは失われてしまっている、だから西欧は破滅するにちがいない……」と深い悲しみを抱いて帰国した。そして彼が見たのは、トルストイの言う「何もかもひっくりかえってしまった」ロシアであった。当時のロシアは、農奴制度の廃止とともに、社会を支えていた古い制度と道徳が急激に崩れ去り、資本主義の発達につれて、全般的な貧困化が急速に進み、新しい指導理念がないままに、国じゅうが混沌と無秩序の中に突き落されていた。この「科学的に分析しつつある」ロシアを最終的崩壊から救うものは何か? ドストエフスキーはこれを『未成年』にさぐろうとした。

 

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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