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ドストエフスキー『作家の日記』2巻 その5 2009.5.5

宗教 (ってか無神論か) に関しての引用です。

ところでヨーロッパで特にこうした風潮に注目しているある観察者が、イギリスにおけるもう完全に無神論化したある種の学説や流派の特徴について、たとえば、つぎのような事実をわたしに伝えてくれた――「教会に足を踏み入れると、――荘厳な礼拝式が行われている。豪華な祭服、手さげ香炉、おごそかな雰囲気、静寂、祈りをささげる人たちの敬虔な態度。聖書が朗読される。すべての人が進み寄って、涙をたたえ、愛情をこめて聖なる書物に口づけをする。ところがどうだろう? これが――無神論者の教会なのである。祈っている人はみな神を信じていない。この教会へ入るために絶対に必要な教理、必須的条件――それは無神論である。それならばなぜ彼らは聖書に接吻したり、その朗読にうやうやしく耳を傾けたり、その上に涙をそそいだりするのであろうか? それはほかでもない、神を拒否し、彼らは『人類』の前に頭をさげたからである。

ここは、つい最近読んだ『未成年』を連想しました。
ドストエフスキー小説によく出て来る、とても大事かもしれない「分離派」がありますが、イギリスやアメリカに存在した宗派の名前がずらずらと出てくる所は興味深いので、訳注と共に引用します。(読み辛くてスミマセン (汗))

イギリスやアメリカには、おそらく、わがロシヤの「愚民」のあいだに見られるよりも、宗派の数はもっとずっと多いかもしれない。ジャンパー派 (十八世紀ウェールズ地方のカルビン派のメソジスト教徒。霊感による宗教的興奮と陶酔のために、飛びはねたり、からだを揺り動かしたことによって「はねる人」と呼ばれた。)、シェーカー派 (十八世紀の中葉にマンチェスターに起こったキリスト教の一派。礼拝式にからだを振りながら踊るためにこの名で呼ばれた。)、コンヴアルショナー派 (同じくキリスト教の一派で、同様の理由から痙攣派と呼ばれた。)、至福千年期 (いずれ近い将来にキリストの再臨があり、千年間の統治ののち、世界は週末を迎えると信ぜられる期間。)を待ちわびているクェーカー派 (十七世紀の終わりに、「主の言葉にふるえる」という噂から、フレンド会につけられたあだな。)、そして最後に、鞭身派 (十七世紀の中葉にロシヤに起こったキリスト教の一派。苦行のため自分のからだを鞭打ったことからこう呼ばれるようになった。) (全世界にひろまっている最も古い宗派) にいたるまで――とてもいちいち数え上げられるものではない。

次回でこの巻終わりです。そして3巻はまた未読です。間にいろいろ入ってしまいまして…。だいぶ後になるかも。



ドストエフスキー 作家の日記

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60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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