スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドストエフスキー『作家の日記』2巻 その6 2009.5.7

この巻の終盤は、ジョルジュ・サンドの死を悼む文で、私もいろいろ読んでみたくなりました。引用です。

したがって全世界の婦人がこれを機会に彼女の死を悼んで喪服を着用すべきであることは、いまさら言うまでもない。なぜならば最も気高く最もすばらしいその代表者のひとり、いやそればかりではなく、頭脳と才能の点でほとんど前代未聞と言ってもいい婦人、――すでに歴史的なものとなった名前、ヨーロッパの人間のあいだで忘れ去られたり消え去ったりすることのない運命をになわされた名前の持ち主が死去したのだからである。

もうひとつ。

これらの彼女のヒロインたちは犠牲と、英雄的行為を渇望していた。その初期の作品の中で、その当時とりわけわたしの気に入っていたのは、たとえば、そのころヴェニス物語と呼ばれていた (『ウスコック』も『アルディーニ』もこれに属する) 作品に登場する、何人かの少女のタイプであった。これらのタイプはその後、文句なしに天才的な作品であり、ジャンヌ・ダルクに関する歴史的問題の明晰な、そしておそらく、疑う余地もない解明である、長篇小説『ジャンヌ』となって完成されたのである。現代の百姓娘の中に彼女は突如として歴史上の人物であるジャンヌ・ダルクの姿をわれわれの面前で復活させ、この壮大で奇跡的な歴史の現象が現実に可能であることをはっきりと実証して見せたので、――これこそまさにジョルジュ・サンドにうってつけの課題であった。なぜならば、その同時代の詩人たちの中で、彼女以外には、おそらくひとりも、汚れを知らない少女のあれほど清らかな理想、――清らかであると同時に、汚れを知らないだけにあのような威力をそなえた理想を、自分の心の中にいだいていたものはいなかったに相違ないからである。

『ジャンヌ』是非とも読みたいです。

  

ジョルジュ・サンド『棄子のフランソワ』



ドストエフスキー 作家の日記

クリックよろぴくー。
人気ブログランキングへ

スポンサーサイト

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

来訪者数:

現在の閲覧者数:

検索フォーム
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

アフィリエイト・SEO対策


国内格安航空券サイトe航空券.com


FC2ブログランキング


[PR]アクセスカウンター
[PR]東京 税理士

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。