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ソポクレス「オイディプス王」とパゾリーニ映画 2004.8.20

ソポクレスの原作を読むと、パゾリーニの「アポロンの地獄」はなかなか原作に忠実に撮っている事がわかりますね。
この戯曲の素晴らしさは、アリストテレスも高く評価していたらしい、構成から導き出される悲劇の見事さと言った所でしょうか。ギリシャ神話全体が家族構成など見事に構成されているとも言えると思うのだけど。
これはライオスから受け継がれた<気性の激しさ>が起こした悲劇だと思うんだけど、しかしアポロンの信託で最初から予言された事であり、最初から神が悲劇を創りだしてるんだけど、まあこれは後づけって事でいいと思います。
パゾリーニの映画を観ると、私は盲予言者のセリフが特に印象的だったんだけど、「真実を見ようとしない」「自分の本当の姿を知ろうとしない」と言うのがポイントかなと思います。
有名な日本の「見ざる聞かざる話さざる」がチラチラと出てきたり、日本の雅楽かな?を使ってたりする所もなにげに象徴してるのかな?とも思うし。
オイディプス役のフランコ・チッティはまさにハマリ役で、ああいう目をした俳優はなかなかいないっすね。勇敢な所も備えながらも粗暴さや卑しさを秘めている感じ。そして憤り、悲しみをあれだけ表現できる目はなかなかない気がします。
盲予言者の予言通りに笛を吹きながらさまようオイディプスにつきそうニネットは「大きな鳥と小さな鳥」でトトの修行中にちょこまかと遊ぶニネットとそっくりで笑えます。
周りが現代だったりするのもパゾリーニのユーモアですね。また、過去の悲劇で終わる話ではなく充分に現代に通じる話だと言うのを表わしている気もします。

それにしてもオイディプスはイオカステが何歳の時に生まれたのでしょうか?少なくとも子供が生める年令分は年上って事なんですよね(^_^;)
それと映画の最初の方で、赤ちゃんの髪の毛が瞬時にして長くなったり短くなったり、大きくなったり小さくなったり・・・この辺は御愛嬌ですかね(笑)。







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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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