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又吉直樹『火花』

主人公徳永と、崇拝する先輩漫才師の神谷さんって人との会話が延々と続く、実に退屈極まりない、読み進むのが苦痛な小説でした^^;
まず、この「神谷さん」って人のどこが凄いねん、っつー感じでして^^;
メールのやりとりもぜんっっぜん面白くないし、このくらい破綻してる人は、自分が20代でバンドをバリバリやってた頃は周りに結構いたっつーレベルの人かなあ。
全然好きになれないし、どちらかと言うと嫌いなタイプ。
屁理屈やデカい事言うけど、人間的には小さいタイプ。
本当にデカい人と言うのは、口数は多くなくとも、ズバッと確信つく言葉を発する人だと私は思うので、正反対な気がします。

文章に関しては、やたらと凝った言葉を使うんだけど、たまに、おっ上手いねっつー表現も出てくるし、そのくせ、やけに安易な表現も出てきて、全体的にひとつひとつの言葉に気を使えてはいないと思いました。
自分的には、冒頭の「夜気で溶かし」(この「溶かす」という表現が何度か出てきました) とか「笑みを顔面に貼りつけて」などの表現に違和感があり、好みではありませんでした。




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「火花」の書き出しにツッコミを入れてみる

 「これは太宰を継承しながらもより現代的な『お笑い』 という主題を内部から照射した本格的な文学である」という筒井康隆氏の帯文句に惹かれて購入してしまった又吉直樹氏の芥川賞受賞作「火花」であるが、身の程知らずにも書き出しの部分を読んでいきなりツッコミを入れ…

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めでたく成功!

 長い間、seesaaのTB機能がおかしくなっていたため、TB返しをあきらめていたんですが、めでたく今回は成功でした。

 >主人公徳永と、崇拝する先輩漫才師の神谷さんって人との会話が延々と続く、実に退屈極まりない、読み進むのが苦痛な小説でした^^;

 まったく同感です。ちょっとでも読むのを中断すると死ぬまでそれっきりになってしまいそうな小説というか。ただ又吉の芥川賞受賞を機にテレビでも太宰や芥川のことを取り上げる番組が増えたことは功績のひとつかも知れませんな。私の場合、退屈な小説を読んだ後の口直しはセリーヌに限るんですけどね。

名前を入れ忘れました

 ↑のコメントに名前を入れ忘れたようなんで名前だけ投稿させてもらいました。

Re: めでたく成功!

年末のバタバタでお返事遅くなりました<(_ _)>
Tバック返しありがとうございます!
お名前は即わかりましたが、わざわざ再度書きにいらしていただき、ありがとうございます(*^^*)

この小説、メールのやりとりが多く出てきましたが、最後に付ける変な名前とかがいちいちつまんないんですよね。
ピース又吉ってわりと好きな芸人だけど、小説の出来の他に、笑いのセンスこれ?と思ってしまいました。
んで、ネタよりキャラで成り立っている人なんだと気付きました。テレビでネタちゃんとやる機会も少ないので、芸人はいかにトークショー等で面白い人になったり司会者になったりするしかテレビで生き残る道はないのかもしれませんよね。

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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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